陽の栖の新たな展示場が
この春、いよいよお披露目となります。
太陽の光と熱をたっぷりと受け取り、
暮らしのエネルギーを生み出しながら
自然の風や緑とともに生きる。
これからの木の家のかたちです。
「正直につくる木の家」
ギャラリーhinosumikaは
木造2階建てのモデルハウスや小さな居場所「舎庫」が
緑豊かな庭でつながる、暮らしの展示場です。
生活の中心となる母屋は
太陽の熱や光、風など
自然の力を上手にとり入れることで
一年を通して心地良く過ごせる、パッシブデザインの家。
断熱性能を高めてOMクワトロソーラーを搭載した
ZEH（ゼロエネルギー住宅）の住まいとなっています。
地域の風土を最もよく知り、その土地を愛し、誇りをもって家づくりに取り組む職人たち。正確にノコギリを挽き、丹念に木肌にカンナをかける――細かな部分も次々と手早く精緻に仕上げていく様は、卓越した技を持つ匠ならではです。たしかな技を誇る匠たちが、柔軟な感覚と技術で「陽の栖」の質の高いものづくりを支えています。
私たち小林建設が建築家の田中敏溥さんとの共同設計でつくりあげた「ギャラリーhinosumika」は、造園家の小林賢二さんが手がけた庭と一体となって豊かな場をつくり出します。季節の移ろいを感じさせてくれる草花や大小さまざまなかたちの石たちを眺めながらあたたかい日の光を浴びて広場でまったりと過ごしたり、石畳の小道を散歩しながら、ちょっとした庭の変化を見つけたり。小さな楽しみがたくさんつまった場所です。
舎庫 2016 ｜ photo : Masao Nishikawa
ここは家具デザイナー小泉誠さんのデザインで家の外に建てる小さな建築。「書斎やアトリエをつくりたい」「おうちでカフェを開いてみたい」「趣味を楽しむ部屋がほしい」――そんな夢を実現する、6帖ほどの小さな居場所。暮らしがもっと楽しくなる、自分だけの秘密基地。
大工の手 | photo : Ryokan Abe
ギャラリーhinosumikaでは、
小泉誠さんがてがける木の家具が並びます。
家具も家と同様に永く使い続けることで、
私たちの生活を支えてくれる大切な一部となっていきます。
暮らしと空間に寄り添った生活の道具としての家具を
会場でご体感ください。
1957年生まれ。一級建築士、ぐんまの木活用コーディネーター、埼玉の木の家コーディネター。設計事務所へ勤務後、1983年に株式会社小林建設へ入社。2000年に父親の跡を継ぎ、同社3代目の代表取締役社長就任、現在に至る。地域材を生かし、パッシブデザインを導入した家づくりに積極的に取り組む。2007年には、地域のスギ材を生かしたモデルハウス「陽の栖（ひのすみか）」で、地域工務店としては初めてグッドデザイン賞を受賞。
田中敏溥建築設計事務所 代表。1944年 新潟県村上市生まれ。1969年 東京藝術大学建築科卒業、1971年 東京芸術大学大学院修了。茂木計一郎氏のもとで環境計画及び建築設計活動に従事し、1977年 田中敏溥建築設計事務所設立。
木工技術を習得した後、1990年Koizumi Studio設立。2003年にはデザインを伝える場として「こいずみ道具店」を開設。建築から箸置きまで生活に関わる全てのデザインに関わり、現在は日本全国のものづくりの現場を駆け回り地域との協働を続けている。2005年より武蔵野美術大学空間演出デザイン学科教授。2012年毎日デザイン賞受賞。2015年一般社団法人 わざわ座 代表理事。2016年日本クラフト展大賞。
ランドスケープデザインや環境アート、彫刻、陶芸など、街や生活空間にさまざまな風景を生み出している。1964年 長野県上田市生まれ。1986年 明治大学工学部建築学科（神代研究室）卒業。1989年 桑沢デザイン研究所スペースデザイン科卒業。 剣持デザイン研究所、苑環境計画 勤務。1993年 小林賢二アトリエ設立。
住まいと環境社代表、一般社団法人FORWARD to 1985 energy life代表理事、一般社団法人パッシブデザイン協議会代表理事、自立循環型住宅研究会主宰、暮らし向上リフォーム研究会主宰。1960年生まれ。岡山大学理学部物理学科卒。高校の教師を経て、「住まいと環境」のテーマに取り組む。
＜主な著書＞
「本当にすごいエコ住宅をつくる方法」「省エネ・エコ住宅設計 究極マニュアル」「PASSIVE DESIGN」「パッシブデザイン講義」「パッシブデザインの住まいと暮らし」
いい家を建てるには、まず、家づくりに携わる人が魅力的であることが大事です。
人間力で負けない私たちにおまかせください。みなさんと一緒に考え、自分たちらしい住まいづくりのお手伝いをさせて頂きます。
