換気の機械
こんにちは工事部の伊藤です。
建物の換気方法は三種類あるってご存知ですか?
まず、吸気に機械を使い、排気は気圧などによって行う第2種換気。
その反対で排気に機械を使う第3種換気。こちらが一般的ですね。
そして、吸気と排気どちらも機械で行う第1種換気。
現在工事中のI様邸では吸気と排気のどちらも機械で行う、第1種の換気方法を採用しています。
今回設置する機械は一軒丸ごと、一つの機械で換気を行います。
さらに、換気する室内の空気と外から取り込んだ空気の温度を交換する全熱交換の機能付。
たとえば冬の日だと、室内の暖かい空気の熱を、取り込んだ新しい空気に載せかえてくれるので、寒いはずの外の空気が家の中に吹き出すときには暖かくなっています。
魔法のような機械ですね。
ちなみに、冷暖房と給湯、太陽光発電を行う「OMX」には一種換気と全熱交換の両方の機能が組み込まれています。とても優秀なんですね。
話は戻りまして、I様邸では換気機械の設置工事を行いました。
機械は床下に設置します。
こちらの機械は初めての施工です。
メーカーさんと打ち合わせを重ね、問題なく可動するようによく検討しました。
まず各部屋から汚れた空気を排気する排気ダクトを取り付けます。
小さめのダクトが天井や床下など10か所から集まってきました。
▲これをタートルボックスという箱でまとめ、1本のダクトに絞り込みます。
1本になったダクトは換気機械に繋ぎました。
▲機械の方はダクトが四方に向かって伸びています。
左上が各部屋から来た汚れた空気。
それが箱を斜めに横断し右下のダクトから外に捨てられます。
新鮮な空気は右上のダクトから入ってきます。
それが箱を斜めに横断し左下のダクトから床下に放出されます。
図面通りダクトがつながりました。
これで一段落、あとは床上の工事になります。
機械は違えど、やることはOMXやパッシブエアコンとほとんど変わりません。
今までの経験が活きたでしょうか?
機械が稼働するまでお楽しみです。
~ m o r e ~
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