知人であり、現在は設計事務所を開設しているTさんの
「自宅兼事務所」の見学に行ってきました。
場所は東京都東村山市の住宅街で、
敷地面積30.6坪に建つ、延床面積24.4坪の2階建て建物は
コンパクトながら広がりを感じる素敵な「お住まい」です。
そしてこの建物が「オフグリッド住宅」という
あまり聞きなれない、自給自足のエコハウスです。
ご説明しますと、
オフグリッド住宅は、電力会社から供給される電気を
一切購入せずに自宅で電力発電を可能にし、
電気代高騰や災害時に対応する未来を見据えた住宅です。
デメリットは太陽光が少ない時期には発電量が減るため、
生活に必要な電気をつくることができない可能性が
あるとのこと。
その時は蓄電池の残量を確認したり、節電する必要も
あるらしい。
設備にかかる費用は現時点では約700万円で、
そう簡単には導入できるモノではありません。
施主であり建築士のTさん、本当は一般のお客さまに
普及したい気持ちは強いのですが、
先ず初めは「オフグリッド住宅」に興味のある設計事務所や
工務店さんのサポートを中心に運営していくとのことでした。
“電柱が不要なエコハウス”
そんな時代がいつか到来するかもしれません。