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えっ、地中杭を抜く!?

2024.07.27

お客さまからのご要望で、
建物を建て替えすることになりました。

しかし、既存の建物は地盤が弱かったため、
地盤改良工事(現場打ちセメント杭)が施工されていました。

困ったことに、基本的には地中杭は抜かなければなりません。

そして、その時の撤去費用は杭を打つ工事費用より、
杭を抜く工事の方がはるかに高額となります。

そもそも地中に埋設している杭をきれいに抜く、完全に
撤去することは困難であると思います。

そこで今回はお施主さんとその後の利用に応じ、
どの程度まで撤去するか、検討しなければなりません。

まず、地中杭が深く地盤に刺さっている場合は、
途中でカットする方法。

また、土地に余裕がある場合は杭が打ってあるラインを
避けながら工事を行う方法等が考えられます。

いずれにしても改良工事を施工している物件は要注意です。

もちろん改良工事が必要な物件はあります。しかし、
必要が無い場合は絶対にしない方が良いということです。

数年前、住宅業界は「改良工事ありきの地盤調査」が、
当たり前のような風習になっていました。

それは調査をするのが地盤改良会社だったからです。

今後もおそらく増え続ける「杭抜き工事」。

その問題を、簡単に解決できるやりかたが現れることを
心から願うばかりです。

 

アースレイズ 地盤調査
▲弊社は地盤改良工事をしない「地盤調査専門会社」へ調査・解析をお願いしています。

 

アースレイズ 地盤調査
▲基礎工事の写真では地盤改良工事の有無はわかりません。

 

アースレイズ 地盤調査

▲改良工事を行うと、「地中埋設物有物件」として資産価値が下がる可能性があります。

 

アースレイズ 地盤調査
▲どうしても改良工事が必要な場合、自然素材である「砕石杭」は撤去不要でいいかもしれません。

 

 

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