Q.1 移住を決意されたきっかけは
生まれも育ちも東京でしたが、年をとったら山の見える町に住みたいと思っていました。子どもたちが独立し、仕事の一線を退いた翌年、県産材住宅の杉柱無償提供の制度を利用して夫婦2人の“終の住処”を建てることにしました。
Q.2 自然豊かな場所ですね
自然に包まれ、溶け込むようにたたずむ家になったと思います。外観は高さを低く抑え平屋のようで、木々に包まれているようでしょう。玄関に立つと、遥か向こうに小沢岳など西上州の山々を望むことができ、ロケーションも抜群。アオジ、コジュケイ、ルリビタキなど野鳥のさえずりが聞こえてきます。
Q.3 プランの特徴を教えて下さい
南側のリビングから和室は、屋根の勾配を活かした大きな吹抜けでとても開放的です。外観は平屋建てのように見えますが、小屋裏空間を利用した2階があり、多目的スペースが備わっています。ハシゴでは持ち上げづらいものも楽に上げられるように、滑車を後から取り付けてもらいました。
デッキは広めに設けましたが、玄関から直接見えないよう、袖壁を設けています。
Q.4 住み心地はいかがですか
家の中の空気がさわやかで柔らかく、風もよく入り、気持ちよく寛げます。軒の出が深く、昔ながらの家づくりの作法を大事にしながらも、住宅のつくりは、気密・断熱性能にこだわっており安心感があります。
年月でつやが増したさわらの床も気持ちがいいです。
Q.5 OMソーラーの効果はいかがですか
真冬でも家の中の温度はどこも17度~18度。一年中素足で過ごせます。夜中に手洗いに行くときも、朝起きてパジャマ一枚で動いていても、まったく気になりません。素材もつくりも、自然の摂理に逆らわず、自然の恵みをありのままに使って、環境にやさしいのがいいですね。