今年もダルマの目入れの時期となりました。
一年間の目標が無事達成できますように・・・と、
心を込めて祈り、片目だけ入れます。
目入れは向かって右から、
そして、願いがかなったら左という順番が一般的です。
ところで、ダルマとは、
実在した達磨大師(だるまたいし)のことで、
説いた教えは「禅宗」(ぜんしゅう)。
その禅を説く時に使う簡潔な言葉「禅語」(ぜんご)は
なかなか興味深い。私の好きな言葉に
「日日是好日」(にちにちこれこうじつ)
という禅語があります。
樹木希林が出演した映画の題名にもなり、
ご存知の方もいらっしゃると思います。
意味は、
毎日いい日が続いてけっこうなことだ、
という浅い意味ではなく、
むかつく日も、悲しい日もその時の感情や状態を
大いに味わって過ごせば、
どんな日でも毎日新鮮で最高にいい日だという意味です。
この言葉を唱えると、
だから、二度とない今日という日を大切に生きようとか、
いい日にしようとか、
心がとても前向きになります。
「日日是好日」・・・素晴らしい禅語です。