任天堂の旧本社社屋を改築し、
新しく建築家・安藤忠雄の設計でホテルとして開業した
京都「丸福樓](まるふくろう)へ行ってきました。
アール・デコ様式が美しい旧本社は1889年に創業し、
この場所で花札やトランプなどを製造・販売していました。
ホテルの客室は7つのスイートを含む全18室を用意。
ちなみにネットで室料を検索すると、週末は食事なしで
一泊10万円以上と、かなり金額は高い。
(インバウンドが多い様子)
しかし、安藤忠雄が設計監修し、創業者の山内家が居住して
いた歴史的建造物だとすれば、その価格は妥当と言えるかも
しれません。
今回の見学で私が一番気に入ったのは「ライブラリー」
任天堂の歴史に触れられる特別な空間となっており、
ラウンジとしても使用することができます。
そしてその数々の歴史的展示品の中で、特に目を引いたのは
“右目がくりぬかれた木のダルマ”
創業家の山内氏の話としては、
ダルマに目を入れると人は成功に満足してしまう。
永遠に挑戦するためには、右目を塗れないように
目をくりぬいたダルマをつくり、それを自分への戒めとして
常に拝んでいたということです。
任天堂も、実は事業の失敗も数多くあったようですが、
常に満足しない姿勢で挑戦し続けた結果、やがて
「ファミコン」で大ヒット。今も進化を続けています。
花札からすべてが始まった任天堂。
その歴史に触れることのできる京都「丸福樓」。
オススメです。
▲花札から始まった任天堂
▲アール・デコ様式が美しい、任天堂旧本社社屋を改築した「丸福樓」
▲「ライブラリー」では、任天堂の歴史に触れることができる
▲右目をくり抜かれた木のダルマ