2023年10月19日

群馬でデザイン住宅を建てて快適な生活をおくるポイント!

群馬県でデザイン住宅を建てて住む場合、地域の景観と調和した環境作りが求められます。

かと言って他に思いつかない場合、何か気を付けるべきことがあるのでしょうか。

 

この記事では、群馬県でデザイン住宅を建てる場合の情報やデザイン住宅のメリットなどについて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

デザイン住宅とはどういう住宅?

「デザイン住宅」は、建築家やデザイナーによって設計され、外観・インテリア・空間構成など住まい全体を考慮したデザイン性の高い住まいを指します。

個性的な外観や内装が特徴的で、機能性を重視したする傾向の高い住宅です。

人によって価値観は異なり、個性やアートの要素を楽しむ人もいれば、エネルギー効率を重視する人もいます。

基本的に依頼主が建築家やデザイナーと相談して、可能な限り依頼主の理想に近い状況で建てられるので、依頼主からすれば住み心地は最高です。

 

デザイン住宅の種類

デザイン住宅にはいくつか種類があります。

3つ取り上げて紹介していきます。

 

モダン

モダン様式はシンプルで洗練されたデザインのことを指します。

ガラスや金属などの無機質な素材を使用することが多いです。

広々としたオープンな間取りが一般的で、リビングやダイニング、キッチンなどが一体化され、明るく開放的な空間を演出できます。

外観は白や黒が多いですが、内装を少し変えるだけで外と内とのギャップを印象付けることが可能です。

さらに凝ったモダン様式に、ナチュラルモダンやラグジュアリーモダンなどがあります。

 

和風

デザイン住宅を和風に仕上げる場合、和モダンと呼ばれることが多いです。

伝統的な和風の要素とモダンなデザインが融合したもので、内装が日本原産の木材を使用して和風デザインを活かすのであれば、外観はレンガを用いるなど現代的なデザインにするといった考え方となります。

和風の捉え方によっては、本当に「和風」の家に住みたい人がいるので、小さな日本庭園に茶室付き、さらにキッチンやリビング以外をすべて和室にするこだわりを持つ人がいても不思議ではありません。

 

洋風

洋風のデザイン住宅に住みたい場合、南欧風とか北欧風などさまざまなバリエーションがあります。

1つの例として挙げると、外観を白に統一して、内装はくつろげるようにカフェ風のインテリアを施すといったかたちです。

北欧スタイルとするのであれば、内装は木目調で温かみのあるデザインが好まれる傾向にあります。

外観はヨーロッパにあるような家で、内装はモダンなものに仕上げるといったやり方も可能です。

 

デザイン住宅のメリット

デザイン住宅の主なメリットについて3つ挙げて紹介します。

 

ライフスタイルに合わせた理想の住まいが建てられる

デザイン住宅は単にデザインにこだわった作りではありません。

住む人の気持ちを最重要としており、ライフスタイルに合わせて内装や間取りが決められているのです。

自分の住みたい家に必要なモノを建築家やデザイナーと相談して決めていることが多く、気持ちよく入浴したい場合において、ヒノキ風呂でかつジャグジー機能を付けたいという希望をなるべく叶えるようにするのがデザイン住宅の強みです。

住み心地の良い家が完成すると、天変地異さえ起こらなければ何十年も住み続けられる家となります。

 

土地に合わせた柔軟な設計が可能

住宅を建てる場合、常に正方形や長方形の土地に建てられるとは限りません。

例えば東京都の中には、一方が極端に縦もしくは横が長くもう一方が狭い土地や旗竿地などが点在しています。

注文住宅だと建築が困難となる場合がありますが、デザイン住宅であればこれらの狭小地や変形地であっても、柔軟な設計をもとに家を建てることが可能です。

群馬県にもこのような狭小地や変形地は少なからず存在します。

住み心地は横に置いておいて、無駄なスペースをなくし三階建てとすることなどデザインとアイディア次第で魅力的な空間づくりが可能です。

一般的に住宅建設に向かないと判断されても、場合によっては立地条件が良いことがあるので、デザイン住宅なら閉塞的な問題を解決できます。

 

省エネを最大限活かした設計が可能

家に住む上で光熱費は必要不可欠な要素となります。

デザイン住宅であれば、間取りを1階と2階の一部を吹き抜け構造として、採光や通風をベストな状態とし、なるべくエアコンを使わずに住居全体を一定の温度としたいのであれば、断熱材を外だけではなく内側にも厚く施すことで快適な温度で過ごせるようになるのです。

また、屋上に太陽光パネルを設置して可能な限り電力の自給自足を心がけることで電気代の節約となり省エネにもつながります。

デザイン住宅だからこそ、省エネに特化した設計が可能です。

 

デザイン住宅のデメリット

デザイン住宅の主なデメリットについて3つ挙げて紹介します。

 

施工金額が通常より高くつく

デザイン住宅となると、依頼主のこだわりが強く、住みやすい家を実現するためいろいろな要素を取り入れることがあります。

例えば、資材の品質が通常よりも高いクオリティのものを使用したり、地震に備えて耐震性を上げるために重要な素材を使用したりするなど、材料面で費用が高くなってしまうのです。

また、依頼主の要望によって追加で入れたいデザインなどがあった場合、さらに費用が増します。

 

理想を追求しすぎて施工期間が長くなる

デザイン住宅は依頼主の要望に沿った設計図をもとに家を建てていくこととなります。

外観のデザインが特殊だったり、内装に吹き抜け構造を取り入れたりなど通常の住宅と異なり、施工時間が長くなりやすいです。

また、住宅を建てる際に使用する資材が特殊なものだった場合、搬入までに時間がかかることがあります。

少なからず設計図が完成した段階で、どうしても入れたい要素があった場合、全体的な構造を見直す必要性が考えられるので、住宅の完成が遅れてしまう要因となります。

 

設計者のこだわりが強すぎて他の人が住みにくいと感じる可能性がある

依頼主が設計者であれば特に問題にはなりませんが、そうでない場合が多いです。

依頼主の要望にこだわり過ぎた結果、住みにくい家になってしまうこともあります。

逆も同じです。

「住んでみたらどうなるのか」という現実的なプラン設計が、デザイン住宅を建てる際には求められるでしょう。

 

デザイン住宅と注文住宅の違い

デザイン住宅と注文住宅の違いについて、要点を3つに絞って箇条書きでまとめました。

 

デザイン住宅

  • 依頼主の意向に沿って建築家やデザイナーが設計した住居は注文住宅と異なり、外観や内部のデザイン、照明、素材などオンリーワン要素が強調される
  • 高品質の素材を使用することが多く、カスタムしたデザインに建設状況が追い付かないこともあるので、注文住宅より工期が長くなりやすい
  • カスタマイズできる度合いに制限がないので、理想とする住みやすい住居を建設できる

 

注文住宅

  • 事前に住宅ビルダーによってプリセットされた設計図に基づいて建てられるのでデザイン住宅より完成が早い
  • 標準的な素材を使用するため、デザイン住宅よりも費用が安く抑えられる
  • デザイン住宅ほどカスタマイズはできないが、許容範囲内で住みやすい設備や間取りの配置換えが可能

 

デザイン住宅の相場

デザイン住宅の相場は平均すると2000〜3000万円が多いですが、状況によっては相場が上下します。

デザイン住宅の相場に影響を与える要素については以下のとおりです。

 

  • 地域特性: 不動産市場は地域によって大きく異なり、都市部や高級住宅地域などでは価格が高くなる傾向にある
  • 建設で使用する土地:地価の価値や注文住宅が建てられない場所などを利用するかどうかによって費用が上下する
  • 使用する材料:こだわり抜いた材料だけを使用する場合、相対的に費用が高くなる
  • 建築家やデザイナー関連:建築家が建築業者に委託するかどうか、デザイナーのこだわり度合いによって費用が上下する
  • 住宅建設全体の需要可否:デザイン住宅だけではなく、注文住宅などの需要が高くて建設が追い付かない場合や、資材が不足していた場合は価格そのものが高くなる

 

群馬県でおしゃれなデザイン住宅を建てるポイント

デザイン住宅を建てる場合、設計段階で綿密な打ち合わせが必要となります。

一度設計図が完成してから多少の変更は可能ですが、無理な変更を行うと費用が高くつき、工期が後ろ倒しとなって完成が遅れてしまいます。

デザイン住宅をできるだけデメリットの要素を抑えて建てる場合に主なポイントを3つに絞って挙げました。

 

土地柄に適合したデザインを選択

群馬県に長く住むことを前提としているのであれば、土地柄に適合したデザインを選択するとよいでしょう。

例えば、自然環境に力を入れている自治体に住む場合、木目調に合わせて茶色にするとか、住んでいる周りの状況に合わせた色にするとかなど、土地柄に適合するデザインにすると変な意味で目立つことはありません。

快適な住まいを求めるのであれば、変に目立つデザインは避けるべきでしょう。

 

気候や風土に合わせた断熱材の利用と通風設計の重要性

デザイン住宅の強みとして、気候風土に合わせた設計が可能です。

のちほど紹介しますが、群馬県北部にデザイン住宅を建てる場合、夏は暑く冬は寒いので、快適に過ごすためには断熱材の効果的な使用と通風設計が必要となります。

建築家やデザイナーと相談して気候や風土に最適となるように設計図を作成しましょう。

 

外観は条例に反しない程度であればお好みでカスタマイズ可能

デザイン住宅を建てる場合、外観を強調させたい依頼主がデザイナーに無理を承知で頼みこむ場合があります。

群馬県には景観条例が定められていて、条例に反しない範囲で外観デザインを決めることが重要です。

万が一、条例に反する奇抜なデザインを施した住宅を建ててしまうと、トラブルにつながってしまうので、どんなデザインがNGなのかしっかり打ち合わせをしたうえで決めることをおすすめします。

 

群馬県の気候風土と地域特性

群馬県の気候風土や地域特性について一部抜粋して紹介します。

 

群馬県の地域特性

群馬県は、日本列島のほぼ中央にあって、東に足尾山地、北西部に三国山脈、南西部には関東山地を擁し、これらの山岳地帯を源にして南下する利根川とその支流の流域が形成する関東平野の西北端に位置する内陸県です。

 

さらに北毛(群馬県北部)・西毛(群馬県西部)・中毛(前橋市付近の群馬県中南部)・

東毛(伊勢崎市を含む群馬県南東部)に分かれていて、自然環境が異なります。

 

群馬県の気候風土

群馬県の年の平均気温をみてみると、南東部の平野部では14℃以上あるのに対し、北部の山地では11℃以下となっており、地形に大きく影響され複雑に分布していることが分かります。

 群馬県の年間の降水量は南部の平野部では年間1200mm程で、冬期の降雪が多い山地では1700㎜以上となっています。また、南海上からの暖湿流の影響を受けやすい榛名山では2000㎜と多いのに対して、 沼田、片品の降水量は南部の平野部と同程度と山地の中では比較的少なくなっており、降水量に関しても複雑に分布していることが分かります。

 

特に冬に関して北部と南部では気候風土が顕著な差が見られ、北部では雪における対策が必要です。

 

引用元:群馬県ホームページ:群馬県の地域特性

引用元:前橋地方気象台ホームページ:群馬県の気象特性

 

群馬県の様々なデザインの住宅施工事例

群馬県でデザイン性の高い住宅を建てる際に参考となる施工事例について紹介します。

 

畳リビングが落ち着く大屋根をデザインした住宅(群馬県渋川市)

 

群馬県渋川市で建てた敷地にカーポートがある大屋根が素敵なデザイン住宅

群馬県渋川市にある緑豊かな大屋根の住宅です。

周辺は自然豊かな場所で、落ち着いて住む環境が整っています。

群馬渋川市で建てた、吹き抜けに畳リビングがとても開放的なデザイン住宅

畳リビングの障子が和の空間を引き立て、和モダンな居住環境を演出し、広い庭で家庭菜園も営めます。

 

群馬県のおしゃれなデザイン住宅の施工事例の詳細はこちらを御覧ください。

 

南北に長い敷地に明るさと開放感をデザインした住宅(群馬県高崎市)

群馬県高崎市で建てた、優しい灯りがあふれるオーダーメイドのガラス窓がオシャレなデザイン住宅

群馬県高崎市にある南北に長い敷地に明るさと開放感をデザインした住宅です。

外壁のガルバリウムとリシン掻き落としのコントラストが特徴的です。

夜になると明るさが際立ちます。

群馬県高崎市で建てた、スケルトン階段で視線が抜けて陽の光が奥まで届くデザイン住宅

開放感を出すために明るく風も通るスケルトン階段を採用しています。

 

群馬県のおしゃれなデザイン住宅の施工事例の詳細はこちらを御覧ください。

 

大きな吹き抜けをデザインした住宅(群馬県高崎市)

群馬県高崎市で建てた、大きな吹き抜けをデザインしたデザイン住宅

群馬県高崎市にある大きな大きな吹き抜けが抜ける住宅です。

群馬県高崎市で建てた、大きな吹き抜けで繋がる空間が心地よいデザイン住宅

照明は吹き抜けのアクセントとして用いられています。

群馬県高崎市で建てた、無垢の床が心地よい和モダンのデザイン住宅

さらに子どもの声が届きやすい空間とすることで、閉塞感を生まないように配慮した設計となっています。

 

群馬県のおしゃれなデザイン住宅の施工事例の詳細はこちらを御覧ください。

 

【まとめ】

以上のことからデザイン住宅の種類やメリット、注意点や施工事例などについて紹介してきました。

群馬県でおしゃれなデザイン住宅を建てる際に要点は以下のとおりです。

 

  • デザイン住宅には種類があり、事前に建築様式を決めておく
  • 群馬県の気候風土に見合ったデザイン住宅にするためには、建築家やデザイナーとの綿密な打ち合わせを行ったうえで設計図を完成させて着工させる
  • おしゃれなデザイン住宅を建てるために施工事例を参考にすることで完成イメージが湧きやすくなる

 

デザイン住宅は注文住宅と異なり、依頼主の意向を最大限に反映させた住宅が建てられ、住み心地においては依頼主の理想を叶えるものとなっています。

また、家づくりのご相談がある場合は、お気軽にこちらからご相談ください。

 

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