最高レベルの
住宅性能をお約束します

小林建設「陽の栖」の
家づくりの思想

家を建てようと考え始めたとき、多くの人の関心は、まず素材や間取り、デザインに向きます。でも、こうしたものの前提になっているのが、「耐震性」「冬暖かく、夏涼しい」「長持ちする」などの住まいの「基本性能」です。

この基本性能をおろそかにしてしまうと、住み始めた頃に「いいなあ」と思っても、時間が経つにつれていろいろな不満が出てくることになります。
冬や夏が訪れるたびに寒い・暑いというストレスを感じたり、地震や台風で大きな損傷をきたす場合は「不満」ではなく「後悔」のレベルに達することになります。

私たちは信頼のもとに家づくりを託されていますので、長い時間にわたって、安心して気持ちよく過ごしていただくための住まいを提供する責任があると考えています。

最高等級が標準仕様

「陽の栖」の住宅の標準仕様は、長期優良住宅+αの性能です。
構造性能(耐震性能)、断熱性能、省エネルギー性能、耐久性能など、住宅品質を評価する主要な指標で、ほぼ最上位のグレードの品質を確保しています。

陽の栖の住宅性能(耐震・耐久・断熱)

防災拠点と同等の耐震性

住宅の耐震性能は、「住宅の品質確保の促進に関する法律(品確法)」に基づき、「耐震等級1~耐震等級3」と評価されます。
「耐震等級1」は、阪神・淡路大震災相当の地震でも倒壊しないレベルで、「耐震等級2」はその1.25倍、「耐震等級3」は1.5倍です。「耐震等級3」は、警察や消防など、防災の拠点になる建物に求められる耐震性です。

「陽の栖」の家は、「耐震等級3」が標準です。

陽の栖の住宅性能(耐震・耐久・断熱)

構造性能が⾼い理由
「⾯材耐⼒壁」

⽔平⽅向にかかる⼒を受け⽌め、変形を抑える働きをするのが耐⼒壁です。

耐⼒壁は⼀般的に「筋かい」もしくは「⾯材」によってつくられます。どちらも同じ程度の初期剛性 (地震や⾵の⼒を受け⽌め、変形を抑えるための固さ)を実現させることはできるのですが、筋かいでは接合部が損傷を受けると耐⼒がゼロになる恐れがあります。
⼀⽅、構造⽤合板などの⾯材耐⼒壁では、釘によってたくさんの接合部が⽣まれるため、変形が⽣じても「粘り」を発揮して耐⼒が低下しにくいという優れた特徴をもっています。

「陽の栖」ではこの「粘り」に注⽬し、⾯材耐⼒壁を採⽤しています。

陽の栖の住宅性能(耐震・耐久・断熱)

構造性能が高い理由
「床の水平剛性」

地震や風の力によって建物が変形するのは壁という垂直面だけではありません。耐力壁の位置や建物の重さの不均一を原因とする力のかかり具合によって、2階の床という水平面も「ひし形」に変形を生じることになります。
こうした変形を抑え、倒壊や崩壊を防ぐことはもちろん、損傷を最小限に食い止めるためには、水平面を固めることが必要で、これを「水平剛性」と呼びます。

建築基準法レベルの構造性能をさらに向上させようとしたとき、大きなポイントになるのがこの「水平剛性」です。これまでの一般的なわが国の家づくりにおいては、「火打」と呼ばれるもので水平剛性が考えられていましたが、これで必要な構造性能を担保するのが非常に難しく、現実的には面材を使う必要があります。
「陽の栖」では、構造用合板を使って床を固め、水平剛性を高めることにしています。

陽の栖の住宅性能(耐震・耐久・断熱)

陽の栖の住宅性能(耐震・耐久・断熱)

圧倒的な断熱性能

近年、家の中に滞在する時間が長くなり、多くの方々が住宅の「断熱性能」を気にするようになっています。

断熱性能は、図面から計算されるUA(ユーエー)値で表され、各基準が定められています。UA値が低いほど断熱性能が高くなりますが、「陽の栖」の家は、HEAT20の「G2」、「断熱等級6」より高水準の0.42程度を標準としています。

陽の栖の住宅性能(耐震・耐久・断熱)

断熱性能が高いメリットとして、以下のようなものがあります。

01. 夏の暑さや冬の寒さを最小限に抑え、快適な室内環境を実現できる。

02. 室内温度差が小さいとヒートショックなどの健康リスクを軽減することができるため、体に優しい。

03. 空調効率が高くなるため、光熱費を抑えることができる。

「冬暖かい」を実現する高い性能

現実には存在しませんが、「窓のついた水筒」を思い浮かべてください。
断熱・保温性能の低い水筒であれば、中に入れたお湯はすぐに冷めてしまいます。これと同じことが家でも起こります。だから建物の断熱・保温性能は「冬暖かい住まい」のベースになります。

「陽の栖」が実現する断熱・保温性能は省エネルギー基準の1.5倍以上あり、家の中にある熱を大事にできる住まいです。
一方、水筒についた窓から日射が入れば、やはりお湯は冷めにくくなります。埼玉県北部や群馬県は冬の日射量が多い地域です。

だから断熱・保温性能を高めるだけではなく、日射を取り入れやすい建物の工夫が極めて有効です。
「陽の栖」は断熱・保温性能を高めるだけではなく、冬の日射取得性能を上げることにも十分な配慮を行います。具体的には「もっとも有利な南面の窓を選ぶ」「南面の窓をできるだけ大きく取る」などです。

陽の栖の住宅性能(耐震・耐久・断熱)

陽の栖の住宅性能(耐震・耐久・断熱)

高い気密性
―全棟で気密測定を実施

適切な換気のために必要な気密性は、「気密測定」を実施しなければ把握できません。気密測定をしてみると、思わぬところに隙間があることがわかるのです。

気密性を測る指標として、「C値(相当隙間面積)」というものがあります。
以前は国により、C値の基準は「寒冷地で2.0cm2/m2以下、その他の地域では5.0cm2/m2以下」と定められていました。しかし、2009年の改正省エネ法でこの基準はなくなりました。現在、気密性能の明確な基準はありませんが、「陽の栖」では、C値=0.5~0.7cm2/m2程度を実現しています。
気密測定は、建築した全棟で行っており、引き渡しの前に必ず実測して確認しています。
わたしたちはこの測定を繰り返し行い、その結果を元に、確かな気密性が得られる施工方法を確立してきました。

また、もっとも健康に対する影響が大きいホルムアルデヒドに関しても、測定を重ねることでその状況が確認でき、清浄な空気環境を実現させるノウハウを得ています。

陽の栖の住宅性能(耐震・耐久・断熱)

計画的な24時間換気で
清浄な空気を

高気密住宅になると、心配なのは換気です。
生活時に発生する臭いや湿気などを適切に排出させ、計画的に室内の換気を行い、清浄な空気を維持する必要があります。

実は、計画的にきちんと換気するためには、気密性を確保して建物の隙間を少なくする必要があります。隙間が多ければショートサーキットと呼ばれる現象が生じ、換気ファンのまわりだけが換気されることになってしまうからです。

「家の隙間から出入りする空気」のことを「漏気」と呼びます。隙間が換気扇の近くにあれば、この図のように「漏気として入ってきた空気→換気扇で外へ」という流れになり、空気が入れ替わらない場所が出てきます。こうした現象を「ショートサーキット」などと呼びます。

「陽の栖」では、国内の住宅でトップレベルの気密性を確保し、そして24時間、計画的な換気を行って、健康的な住まいを実現しています。

陽の栖の住宅性能(耐震・耐久・断熱)

陽の栖の住宅性能(耐震・耐久・断熱)

「熱をデザイン」した住宅
―圧倒的な省エネ性能

住宅の省エネ性能は、「外皮性能」(UA値などで示される断熱性)と、「一次エネルギー消費量基準」で評価されます。
一次エネルギーというのは、石油、天然ガス、石炭などの化石燃料や、水力、原子力などから取られたままのエネルギーを指します。なお、二次エネルギーは、我々の暮らしの中に供給されるガスや電気など、一次エネルギーを変換したエネルギーを指します。

家庭で使う一次エネルギー消費量を小さくするためには、暖冷房、給湯、換気、照明などの設備によって消費されるエネルギーを少なくする必要があります。

「陽の栖」では、住まいの美しさを総合的にデザインしていくという発想と同じ姿勢で、日射のコントロールや風通しの工夫などを考慮した「温熱環境性能」をデザインしています。
そして、住宅の省エネルギー性能を示す等級は、最高位の6になります。

陽の栖の住宅性能(耐震・耐久・断熱)

高いレベルの「パッシブデザイン」を組み込む

「陽の栖」においてもっとも重視している性能がこの 「温熱環境・省エネルギー性能」です。
寒い・暑いというストレスは日々の暮らしに大きな悪影響を与えるからです。

パッシブデザインとは、太陽や風といった自然エネルギーとうまく付き合い、快適で健康的な室内環境を実現させるような建物の工夫を行う設計技術のことであり、結果としてエネルギー消費量が少なく、暖房や冷房にかかる光熱費が少なくて済むようになります。

埼玉県北部や群馬県は「冬寒いが、日射量が多い」「夏の日中はとても暑くなるが、夜は 温度が下がる」という気候特性で、パッシブデザインを組み込むかどうかで快適性や省エネルギー性が大きく変わる地域です。

そのため、「陽の栖」はパッシブデザインにこだわります。

自然力を活かすパッシブな仕組み

陽の栖の住宅性能(耐震・耐久・断熱)

暑い地域で「夏涼しい」を
実現できる理由

夏の日中がとても暑くなる埼玉県や群馬県では、窓の日除けを徹底的に行うことが極めて重要です。次に、屋根や天井の断熱性能をしっかり確保することがポイントになります。

窓の日除けが不十分な住まいでは、日射熱が入ってくる場所と割合は「窓:70%」「屋根と外壁:30%」で、窓から非常に多くの熱が入ってきます。
そのため、日除けや風通しを考慮していない高断熱住宅では、窓から熱が入ってなかなか冷めていかないという「夏の熱ごもり現象」を発生させてしまいます。

埼玉県北部や群馬県では、夏の夜には気温が下がる日が多く、風通しをよくすることで、その「外の涼しい空気」をうまく取り入れる工夫が非常に有効になります。

陽の栖の住宅性能(耐震・耐久・断熱)

「陽の栖」は「窓の日除けを徹底的に考える」「屋根の断熱性能を十分に確保する」「理論的に風通しのよい設計を考える」といった姿勢によって、小さなエネルギーで「夏涼しい」を実現します。

快適・健康と省エネを両立する
冷暖房設備

パッシブデザインの次に、冷暖房設備の選択が、「快適・健康な暮らし」と「省エネルギー」の両立において重要です。
とくに近年になって冬に寒い家が健康に大きな悪影響を及ぼすことがわかってきており、 家全体の室温をできる限り均一に保つことが求められます。

そこで私たちは、ほとんどの部屋を連続的に冷暖房する全館空調システムをご提案することを基本姿勢にしています。
建物全体の省エネ化を進めることで、容易にZEH(ゼロエネルギーハウス)が実現可能な態勢をつくっています。

陽の栖の住宅性能(耐震・耐久・断熱)

高い耐久性能で
家が長くもつ

日本の住宅が20年余りで取り壊されたり、資産価値がゼロになってしまう大きな理由として「耐用性」 の不足が挙げられています。

「陽の栖」の家は、長く使ってもらうための様々な工夫を施しており、「劣化対策等級」、「維持管理対策等級」のいずれも最高水準の等級3を確保しています。

陽の栖の住宅性能(耐震・耐久・断熱)

劣化対策等級

劣化対策等級 (構造躯体等)とは、柱、梁、主要な壁などの構造躯体に使用されている材料に主に着目して、劣化を軽減する対策の程度を評価して等級で表示します。
等級が高くなるほど、 より長い耐用期間を確保するために必要な対策が講じられていることを表しています。

木造住宅では、水分や湿気による木材の腐朽やシロアリの被害を軽減するための対策として、通気・換気をはじめとする構法上の工夫や、高耐久の木材の使用といった材料の選択などが評価されます。

「陽の栖」は、シロアリ被害を低減する工夫や、内部結露対策による木材の腐朽を防ぐ工夫により、劣化対策等級3を確保しています。

ベタ基礎によりシロアリ被害を低減

日本建築学会近畿支部編「兵庫県南部地震木造建築物の被害」によれば、阪神・淡路大震災で倒壊した住宅のほとんどが、シロアリの被害を受けていたと報告されています。

シロアリは地面の中に巣をつくり、床下から家の中に上がってきます。つまり、床下にシロアリが上がってくる隙間をつくらなければ、シロアリの被害に遭わない家にすることができるわけです。

「陽の栖」では、基本的なシロアリ対策として 「ベタ基礎」を採用しています。ベタ基礎は極めて隙間が生じにくい構造であるため、シロアリ対策として非常に有効です。
さらに、配管を基礎の横に抜き(縦に抜くと配管の回りに隙間ができる)、シロアリに強い樹種を使い、床下の空気を動かす(シロアリは風を嫌う)などの様々な工夫を行っています。

陽の栖の住宅性能(耐震・耐久・断熱)

内部結露対策でカビなどを防ぐ

北海道で始まった断熱性の高い住宅では、導入当時に「内部結露」と呼ばれる問題があることが明らかになりました。冬場に室内の湿気が壁の中などに入り込んでひどい結露が生じ、構造フレームが腐るなどの被害が起きていたのです。

埼玉県や群馬県のように比較的温暖な地域では、いまのところ大きな話題にはなっていませんが、高断熱化が進むにつれ、この内部結露問題はわが国の家づくりにおける重要なテーマになってくることが予想されます。

わたしたちは、苦い経験を持つ北海道の実務者や研究者との交流で様々な知恵を学び、内部結露対策を行っています。
「陽の栖」では、「室内の湿気が壁や屋根の中に入り込まないようにする」「外壁に通気層を設け、万が一、壁や屋根の中に湿気が入りこんだとしても速やかに排出させる」などの工夫をしています。

陽の栖の住宅性能(耐震・耐久・断熱)

維持管理対策等級も
最上級のグレード

維持管理対策等級(専用配管)とは、「専用の給排水管及びガス管の維持管理(清掃、点検及び補修)を容易とするため必要な対策の程度」を指します。

例えば、最上級のグレードである等級3では、「掃除口及び点検口が設けられている等、維持管理を容易にすることに特に配慮した措置(躯体も仕上げ材も傷めないで点検、清掃を行うための対策)が講じられている」という要件があります。

「陽の栖」は、配管の接合部を少なくしたり、配管を基礎の立ち上がりに抜くことで点検やトラブル対応をしやすくするなどの工夫をして、維持管理対策等級3を確保しています。

陽の栖の住宅性能(耐震・耐久・断熱)

陽の栖の住宅性能(耐震・耐久・断熱)

最上級の住宅性能
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小林建設「陽の栖」の受賞歴

群馬県高崎市・埼玉県本庄市で注文住宅・木の家を建てる工務店の「陽の栖」にふれる

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